白鹿に願いを
作品概要
作者:パッコムパン
タイトル:白鹿に願いを
ジャンル:ファンタジーロマンス
作品紹介
レヒア王国の神である《白鹿》の祝福を受けた強い傭兵、エラはドラゴンを討伐した後、友達だった王子にプロポーズされて結婚する。しかしエラは自分の力を利用して民を苦しめる王と彼女を恨む民、彼女が平民出身だと蔑む貴族たち、そして妻を愛してくれない王子の間で苦しむことになる。
そうして後悔を募らせて生きていたエラはある日、自分に祝福を与えた白鹿に出会って願いを祈る機会を得る。
彼女は後悔ばかりの生を巻き戻し、もう一度幸せになる機会が欲しかった。
『願いを叶えてやろう。』
慈悲深い白鹿のおかげでエラは王子と結婚する直前、ドラゴンを討伐するために遠征に出ていた五年前に回帰する。
―結婚を回避することができないならば、せめてほかの人としなくちゃ。
王子との結婚を避けられないという考えに焦ったエラの選択は、前は存在すら知らなかった廃世子と結婚すること。
権力とはかけ離れている廃世子との結婚を気にする人なんていないさ!
「僕のこと、覚えてませんか?」
なのに、何だろう?廃世子がどうしてこんなことを言うの?前に会ったことがあったっけ?
くそ、意外過ぎるじゃん!前はどうして言わなかったんだよ?!
果たしてエラは辛うじて手に入れた平和な生を守っていけるだろうか?
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