“あなたに嫌われるのはもう覚悟を決めたことだから。
あなたを僕の傍に縛り付けておいて、人の目につかないだけで僕は満足だ”

奴隷でありながら、道具として育てられたクロード・エドラン。
彼を15年間育てて来たのは帝国の大魔法師、ビビアン・イヴァンだった。
クロードが25歳になった年、彼を利用してやっと復讐を終えたビビアンは
彼に皇帝の座を譲って気軽に去っていった。
しかし、クロードにとってビビアンは幼い頃から彼の全てであって、
彼女が自分のそばを離れたのが腑に落ちなかった。
結局執着してビビアンを探し出した彼は彼女を捕まえて監禁する。
クロードは今まで詰まっていた欲を獣のようにビビアンへと吐き出すが……。